■国旗・国歌がない阪大入学式
産経紙に報道されていたが、3日の大阪城ホールで開催された大阪大学の入学
式では、国歌斉唱や国旗掲揚は行われなかったというが、阪大という全国をリー
ドする国立の学府でありながら、これでは何のために大学で学ぼうとしているの
か、教育の目的と目標とが確認できない。
総長の告示では、
校祖の緒方洪庵の「人のため、世のため、国のため、道のため」という言葉を
引用し、高邁な言葉が散りばめられているが、それを実践しようとする勇気が果
たして大学当局にあったのかどせうか疑わざる得ない。
そういえばわが母校の同志社大学では学生達が天皇陛下御即位二十年奉祝を期
して、京田辺キャンパスで金美齢先生を招いての講演会を開催した折に、舞台に
国旗を掲揚して、国歌斉唱したことが当初、学生局と打ち合わせをしたことと違
うということで、サークル活動ができなくなったことがある。これとてご皇室の
奉祝をするに当たって、国旗・国歌は当然であるのに、大学の精神に反するとの
理由からサークルが潰されたのでのであるが、一体、何に配慮しているのか、理
解することができない。
社会に出る一歩手前の大学でこそ、国旗国歌を尊重する教育を施すことがどん
なに大事か、痛感する。