去る５月３日㈫の憲法記念日、大阪では第21回憲法フォーラム「憲法改正で危機突破を！－各党は参院選で改憲の必要性を訴えよ」（美しい日本の憲法をつくる大阪府民の会主催、日本会議大阪後援）が天満橋のエル大阪・南館ホールで開催され、約160名の参加者があった。コロナ禍のために今回のようにリアルで対外的行事開催は３年ぶりとなったが、久しぶりにお会いした人、電話だけで連絡をとっていた人や若い人たちにも参加して頂き、憲法改正の機運を再び巻き起こしていく喜びと緊迫感のようなものを感じた。国会議員、地方議員、ご来賓の方々も20名程、ご参加があった。

　主催者を代表して衞藤 恭・大阪府民の会運営委員長の挨拶の後、早速、講演の時間に入り、自民党国会議員を代表して西村康稔 ・衆議院議員（前 経済再生コロナ対策担当相）からは、衆院憲法審査会での議員任期延長問題については既に議論が出尽くし、論点整理する段階に来ていて結論を出さないといけないこと、ウクライナの問題では国防の意思を持つことが迫られており、引き続き審査会で頑張っていくという力強いお話であった。
　続いて維新の会国会議員から馬場伸幸・衆議院議員（共同代表）からは維新の３項目の説明とともに審査会で各党の改憲項目を議論することの重要性と新たに具体的事例を挙げながら憲法９条改正と緊急事態条項の新設についても改憲項目に挙げるというお話であった。

　その後、東京会場の憲法フォーラムでの櫻井よしこ・美しい日本の憲法をつくる国民の会共同代表の基調提言の一部放映した後、学生からの憲法改正キャラバン活動報告として、関西外国語大学４年の蜂谷翔君から試行錯誤しながらも自衛隊、憲法改正を訴えることによって学生の意識が確実に変わってきた体験を元気よく語ったが、大変感動的で参加者に希望を与えるものとなった。

　最後に西村・馬場両議員に対して蜂谷君の方から「自分の国を自分で守るという意識をどう学生、周りの人に持ってもらうにはどうすればよいか」という質問をし、両議員に真摯に回答して頂き、登壇者同士が一つの問題で共有できてよかった。

　久しぶりの対外行事を通じて参加者が参加できた喜びを実感できたこと、ようやく行事を開催した安堵感が深く印象付けられた。
　マスコミも３社が取材し、改めて注目されていることが再認識できた。