■安倍首相の靖國神社参拝訴訟第3回口頭弁論 原告側の準備不足が露呈
昨日1月9日(金)午前、大阪地裁にて安倍首相の靖國神社参拝訴訟(大阪)の
第3回口頭弁論が行われ、傍聴券獲得協力活動を展開した。
今回、大阪では多くの神社で戎祭が行われており、神社界からの参加者は少ない
ことが予想され、その分、本会でも参加の呼びかけを行ってきたが、結局、傍聴席
76名に対して、原告、被告両側で約120名の参加があり、約半分は靖國神社を守る
我々側で占めることができた。
私も傍聴したが、準備書面に対するこれからの対応などの打ち合わせが大半で
あった。
それでも公判冒頭、裁判長が原告に対して原告メンバーが東京地裁の原告メン
バーと一部ダブっていることに対して確認したのに対して、原告の代理弁護人の代
表がその事実を知らなかったことや、原告側の準備書面に対する陳述では靖國神社
代理弁護人から関係のない部分についての説明は省くようにしてほしいとの意見を
踏まえ、原告側が靖國神社の歴史を淡々に説明するだけに留めたり、安倍首相の参
拝が結果的に職務上の参拝であることの説明するだけで、権利侵害のポイントとし
て「平和的生存権」については陳述しないなど、訴訟そのものに対する執念がかな
り薄れているという印象を持った。
私などは原告代理人の弁護士の若手女性の要旨の説明が聞いていると、この公判
を通じて、若手を教育しているのではないかと思う位に、迫力不足であることがわ
かってしまた感を強くした。
また国側からも鋭い質問が出るなど、全体として被告側が有利な形勢であるよう
に思えた。
なお、第2回公判より、権利侵害を巡り、靖國神社を守る立場から補助参加のメ
ンバーが法廷に立っているが、これも第3次の補助参加メンバー(委任状が1700名
以上)も続々と集まっているとのことで、まだ陳述の場はないものの、存在自体が
きな影響を裁判官に与えているようだ。
原告側はこれから学者の意見なども陳述する時間をとりたいようであるが、裁判
官がスムーズに訴訟進行する方針であるように思えた。
続いて神社庁で報告会があり、約50名の参加者があり、今回の公判の意義につい
て確認した。
次回、第4回口頭弁論は、2月23日(月)午後2時半~・大阪地裁である。
引き続きの傍聴券獲得への協力をお願い致します。