■「天皇陛下のお誕生日をお祝いする府民の集い」に300名が参加
~国政に関わっていく国会議員の挨拶と国体を回復していく課題を説かれて小川榮太郎先生~
昨日12月23日の午後、日本会議大阪が主催、大阪府神社庁会館5階において「天皇陛下のお誕生日をお祝いする府民の集い」が開催され、国会議員7名(うち本人出席3名)、地方議員6名をはじめ会員、一般府民合わせて約300名が天皇陛下の81歳のお誕生日をお祝いした。
総選挙が終わり、自民党の圧勝、いよいよ新年に向けて新たな決意を固めていく前向きな心持ちの中の行事とあって、参加された人々の表情は心なしか明るかった。
第1部の奉祝式典では国歌斉唱に続いて、千家議長の挨拶ではこの1年間の憲法改正運動の成果を振り返りつつ、来年の憲法改正を実現する1000万人賛同者拡大運動の発展を強力に展開していこうという激励を込めた挨拶があった。続いて髙野地方議員懇談会会長より4月の統一地方選後、地方議会でも意見書決議に精力的に取り組んでいくという決意の挨拶に続き、選挙を勝ち抜いてきた3人の国会議員の挨拶がこれから国政に取り組んでいく緊張感のある挨拶をされ、引き締まった雰囲気となった。3人の議員は本会でも応援してきたこともあり、当選直後に駆けつけて頂き、改めて議員との絆を確認できた嬉しい思いがした。
中山泰秀議員は、安倍外交を全力で支えていくこと、長尾たかし議員は、本日が天長節でお祝いする日であるとともに東京裁判で、日本のために戦われた人々を絞首刑にした屈辱の日であることを認識し、歴史戦を展開していくこと、大西宏幸議員は神道に根付いたわが国の伝統を守る国会活動を展開していきたいとの挨拶は、初々しさの中にも大阪から発信していこうとする若い議員の心意気が感じられ、好評であった。
そして「天長節の歌」を唱和、会場一杯につつしまやかであり、奉祝の雰囲気が広がっていった。最後に衞藤運営委員長が聖寿万歳を先導、心の引き締まった式典となった。
第2部では文藝評論家の小川榮太郎氏が「国民の覚悟-日本の『勝機』を逸しないために」と題して、約80分間にわたって講演、時間に比べてあっという間という程の中味の濃いものだった。
先生は御製、御歌を紹介しながら、歌会始の御題である「岸」が東日本大震災の起こる前であったにもかかわらず、天皇陛下が既に津波のことを詠まれてことや、サイパン島、硫黄島でのお歌にある兵士の心を一身に引き受け取られていることを紹介され、お歌の中に両陛下の御心と日本再生の原動力があることを切々とお話されたが、感動的であった。
そして総選挙では安倍政権が政策とともに強い権力を持つことが、国体の回復を目指すには必要であったこと、表向きは経済回復と外交だけを語っているように見えるが、実は日本への回帰に向けて周到に対応していること、4年以上の安倍政権が約束された、この間に、悠仁親王殿下がご皇位を継承される時に支えるべき男性皇族が全くおられないという事態にならないよう皇位継承制度を改正すること、歴史問題では靖國神社を各閣僚が何回も参拝することによって、外国から干渉される材料をつくらないこと、そして憲法改正を成し遂げることであることが最大の課題と使命であること、そして改正は9条に焦点を絞って改正していくこと、そのために国民運動と国会議員とが連携していくことなど、私達の活動にエールを送って頂ける内容で大いに奮起させて頂いた内容であった。先生の最新刊「最後の勝機」も完売で、講演が好評であることを物語っていた。
第3部ではDVD上映で「美しい日本を子供たちへ-1000万人の力で憲法改正の実現を」(「美しい日本の憲法をつくる国民の会」設立総会の様子)「誰にでもわかる憲法改正のお話」(歴史・伝統を踏まえた憲法前文を)を上映した。
その後、事務局から当面の行事予定(「美しい日本の憲法をつくる大阪府民の会」設立総会、秋の洋上慰霊祭)を案内して、スムーズにプログラムを終了した。
行事終了後、小川先生を囲んでの忘年会を兼ねた懇親会も楽しいひとときとなった。
来年は年が明けて早々から憲法改正を実現する1000万人賛同者拡大運動が展開されていくが、その意義をしっかりと参加者が共有した行事であった。
運営をお手伝い頂いた皆さん、お疲れ様でした。