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■閣僚の靖國神社参拝と政治家の政治資金問題

2014.10.18

 本日、靖國神社の秋季例大祭に高市総務相、山谷国家公安委員長、有村女性活躍
担当相がそれぞれ参拝した。第2次安倍内閣となって、靖國神社への参拝が初めて
であったが、それも女性3閣僚が堂々と参拝、参拝後の記者団からの求められたコ
メントも英霊の御霊への感謝の誠を捧げたものとして、言葉を慎重に選びながらも
毅然とした態度は立派であった。第2次安倍内閣が女性を多く抜擢することに批判
的な向きもあるが、信念を行動に移しているところは女性閣僚というだけでなく、
日本の閣僚としての風格を感じることができた。

 一方で小渕経産相や松島法相は、公職選挙法や政治資金規正法違反として、野党
側が恰好の標的として攻撃されていて、小渕大臣に至っては説明責任を果たすこと
ができない場合には辞任する意向もあるというニュースもあった。本来、大臣所管
の課題について議論するならまだしも、大臣になる前の「身体検査」で野党が攻撃
するやり方は姑息な感じがするし、政治の劣化であると思う。勿論、公職選挙法違
反、政治資金規正法の則った政治活動をすることは当たり前のことで、それに違反
した事実については政治家は責任をとるべきである。それでも国会でこの問題で何
時間も費やすことは辟易とする。

 あまりに対照的な事例であるが、国会議員が国民の負託に応える重さを感じた。

●高市総務相ら女性3閣僚が靖国参拝[産経ニュース 2014.10.18 14:05更新]

 高市早苗総務相、山谷えり子国家公安委員長、有村治子女性活躍担当相の3閣僚
は18日、東京・九段北の靖国神社を秋季例大祭(17~20日)に合わせてそれ
ぞれ参拝した。9月に発足した第2次安倍晋三改造内閣の閣僚の靖国神社への参拝
は初めて。

 参拝後、高市氏は記者団に、自らの参拝について「国策に殉じ、国の存立を守っ
てくださった方に感謝と哀悼の誠をささげた。(中韓との)外交関係になるような
性質のものではない」と述べ、山谷氏も「国のために尊い命をささげた御霊(みた
ま)に感謝の誠をささげた」と語った。

 有村氏は「戦地に赴き命をささげられた方々にどのように向き合い、追悼するか
は国民が決める話だ。他国に『参拝せよ』とか『参拝するな』と言われる話ではな
い」と述べた。

 高市氏は14日の記者会見で、秋季例大祭に関し「時間の合うタイミングで参拝
したい」と表明し、山谷氏は17日、「適切に判断していきたい」と答えた。

 一方、首相は「内閣総理大臣 安倍晋三」名で「真榊(まさかき)」と呼ばれる
供物を奉納している。秋季例大祭期間中の参拝は見送る方針だ。

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