誇りある国づくりへ 国を愛する新しい国民運動ネットワーク

■女性の会教育講演会に350名の参加者が結集!

2014.06.29

 ~青山千春氏(独立総合研究所 自然科学部長)が子育て、職場復帰、メタンハイドレートを語る~

村上会長の挨拶

村上会長の挨拶

 昨日28日(土)の午後、日本会議大阪女性の会第13回教育講演会が大阪府神社庁会館で開催、記念講演の講師に、今話題の第4の資源と言われているメタンハイドレートの賦存情況を調査している独立総合研究所の青山千春先生をお招きしたこともあり、実に350名の参加者があり、会場は立錐の余地ない程の盛況ぶりであった。
 また参加者の約7割が女性の参加者ということもあり、会の広がりにはまず企画のセンスがよかったと思った。

 当日を迎えるまで、神社庁にも参加希望のFAXが毎日のように入っていた。当日も女性の会の役員を中心に協力者が約30名が朝から、資料組みや会場設営で一致協力して整然と準備をした。

会場満杯の参加者

会場満杯の参加者


 講演会では国歌斉唱に続き、村上知永子・女性の会会長の挨拶、来賓紹介に続いて早速、講師の青山千春氏(独立総合研究所の取締役・自然科学部長)が「千春博士の夢をあきらめなかった子育てと職場復帰体験とメタンハイドレートで祖国に希望を」と題して約1時間、お話をされた。青山氏は人生をかけて航海調査に従事されていることから、海焼けされ、逞しく、迫力のあるお話ぶりでいながら、子育ての体験からは母親の立場からお人柄が繊細で優しい心が伝わってくる、親しみやすさがあった。プロジェクターを駆使した内容も視覚に訴え、非常にわかりやすかった。

青山千春氏の講演1

青山千春氏の講演1

 最初に東京水産大学を卒業後、青山繁晴氏と結婚して、育児に専念し、航海学を研究するいう夢をあきらめることなく、12年後に水産大学に再入学し、今日に至るのであるが、世界一周航海で出
航する際には、子供がしっかりとテープを握りしめている様子を見て、感極まったエピソードを紹介されたり、12年間のプランクがあると復帰できないシステムがあり、また就職の際にも年齢制限で入社できない会社があつたことなど、苦労された体験を熱っぽく語られた。そして「夢はあきらめない、社会のために役に立つこと、子供の才能は母親が一番理解している、子育てや家事、については夫には頼らない、男性は自分に自信を持つこと、社会に女性を受け入れてほしい」と、女性の社会進出について自らの信念は必ず通じること、また今日、更に女性を社会に受け入れる環境をつくってほしいとの、体験に基づいたお話は心動かれた。
青山千春氏の講演2

青山千春氏の講演2


 後半ではメタンハイドレートの事業化の進捗状況について話された。わが国海域周辺海底にはメタンハイドレートが密集していること、日本海側と太平洋側ではその存在の仕方が違っていること、そしてナホトカ号沈没による重油流出調査(1997)の帰路に海鷹丸の魚群探知機で初めてメタンハイドレートのプルーム(粒上のものがわき出ている状態)を見ることができたこと、ブルームの中にピストンを打つと効率よくメタンハイドレートの結晶を採取できたこと、そしてその探査シ
ステムと海底資源調査方法の特許を外国で取られる前に先手を打って取得したことと、資源開発について政府は日本海側を後回しにした計画は途中で変更できなかった壁を乗り越え、今年に入って、ようやく日本側の調査にも30億円の予算がつくことになったこと、また生産の課題についても中高生の子供達からも採掘技術のアイディアなど募り実用化したいと思っていることなどを紹介された。
青山千春氏の講演3

青山千春氏の講演3


 専門的な領域であるにもかかわらず、わかりやすく説明され、わが国にとってメタンハイドレートの存在、とくに日本海側の開発が大変重要であることがわかるとともに、青山氏が若い時に夢をあきらめるることなく、社会に役に立ちたいとの信念が、今やわが国の新しい資源を手に入れる希望実現につながっているのだと思い、心からエールを送りたいと思った。また政府、自治体の厚い支援もこれから益々必要であることを実感した。

 講演後、青山氏のご著書のサイン会も長い列をつくった。

 

吉田事務局長の活動報告

吉田事務局長の活動報告

続いて約80名程参加しての総会に入り、女性の会の映像を用いて活動報告と活動方針を発表、DVD「憲法に『家族保護』の規定を」上映、そして総会参加者全員で記念写真を撮影し、無事、終了した。

 女性の立場から、子育て、職場体験、社会への貢献、そして国を変えていく活動と、女性の会の目指しているものが教育講演会の一連のプログラムに集約されていて、日頃の会の議論が結実しているのではないかと思った。

 これを起点として、憲法、神話とさらに女性の目線からの活躍が大いに期待できると確信した行事となった。

関連記事

日本会議 本部
入会のご案内
憲法改正を実現する100万人ネットワーク
憲法を変えよう 美しい日本の憲法をつくる国民の会