■典子女王殿下のご婚約内定に神々様のご神慮を感じる
去る5月27日に典子女王殿下と出雲大社禰宜の千家国麿氏のご婚約内定の
記者会見に接した。何と言っても典子女王殿下にお人柄に魅了され人々は多かった
と思う、さすがに故・高円宮憲仁親王の爽やかさと毅然としたご態度、高円宮妃久子
殿下譲りの落ち着かれた中にも、凛としたお話は何人も寄せ付けないようでい
て、しっかりとウェットに富んだお話ぶりは、好感が持てた。
一方で千家国麿氏のお話も、天照大御神が大国主大神から国譲りを受けて、次男
を出雲国造とされたことから、ご皇室との深い関係と縁結びの神様であることを強
調され、現代にいながらにして、一気に神話の世界に引き込んでいくお話には、自
然と日本が神国であることを実感でき、聞いていても興味の尽きないものがせあった。
この時期のご婚約、天照大御神のご精神と大国主大神のご精神が一体であること
を歴史を追いながら、神々は相和して、その状態を現代に見ることができるという
ことは、大変幸せなことだと実感した。加えて神宮と出雲大社のご遷宮の山場が昨
年であったことを考えると、このご婚約内定は既に大神様のご神慮が働いておられ
たのも知れない。これから多くの人々が古事記、日本書紀を繙くのではないかと思
うと、大変素晴らしいご慶事であると表わすしかないと思う。