日本の息吹 [大阪版] ~ 一人がひとりを! ~ 第176号 平成26年6月号
■地方議会から憲法改正運動展開のスタートを切った議員懇談会総会
去る4月12日(土)の午後、エル大・おおさか大会議室において日本会議大阪・神政連大阪 地方議員懇談会の平成26年度合同総会が開催され、地元国会議員7名、府内全域の地方議員45名、一般参加者28名、総勢80名が参加した。国会議員、地方議員の参加者数は過去、最高となり、自民、維新などの各会派の別を乗り越え、一同に会し、テーマ「今こそ地方議会から憲法改正の声を!」を掲げた憲法改正実現に向けた熱気のある総会となり、名実ともに地方議会から憲法改正の声を挙げていくスタートとなった。
続いて国歌斉唱、髙野伸生・会長(大阪市会議員)の挨拶、来賓の国会議員らの来賓紹介に続き、左藤章・衆議院議員(自民)が領土領海の守りとともに中国によるサイバー攻撃もこれからの大きな課題となってくると指摘、馬場伸幸・衆議院議員(維新)は国民投票法が改正されることが確実となり、いよいよ憲法改正が現実のものとなってくると国会の情況を紹介された。また千家敬麿・日本会議大阪議長からは地方議員の皆さんと一緒になって憲法改正の早期実現を求める意見書決議の働きかけと世論喚起の啓発運動を積極的に行っていくという決意があった。
その後、水ノ上成彰・副会長(堺市議会議員)から昨年度の活動報告として「普天間基地の危険性の除去、辺野古の米軍基地への統合・縮小の実現」賛同の地方議員署名が府内で183名にのぼった成果などを発表された。
そして、北川悟司・副会長(豊中市議会議員)からは、以下の運動方針が提起され、参加者全員の拍手で承認された。
1、憲法改正の国民運動について(28年に憲法改正の国民投票実現を目指す)
①憲法改正世論を盛り上げるために、各議会、後援会などで7つのテーマ(前文・天皇・9条・
環境・家族・緊急事態・憲法改正条項)の勉強会を開催する。
②国会に憲法改正の早期実現を求める地方議会意見書決議を強力に推進する。
③秋季9月20日(土)の憲法大講演会(講師・青山繁晴先生)に共催協力し、憲法改正の世
論を巻き起こしていく。
④今後の運動展開に向けて準備をする。
・憲法改正テーマの絞り込み運動(27年3月~28年3月)までに地方議員署名を展開する。
・国民投票での過半数獲得を推進するために各議員後援会に対して賛同を呼びかけていく。
2、大阪護國神社に積極的に参拝し、英霊顕彰の世論を盛り上げる
3、会員の拡大を推進する
・新規で30名の議員に入会を呼びかけていく。
4、懇談会として研修会、交流会を開催する
また役員構成についても新たに4名の役員新任についても承認された。
最後に辻淳子・女性部長(大阪市会議員)が憲法改正実現に向けて6月議会から大阪市会はじめ意見書決議を持ち場の議会で積極的に行っていくことが再確認され、共有が図られていった。
続いて記念講演では「領海警備の現状と展望~尖閣海域からの報告」と題して、講師の三木基実氏(第3区海上保安部 政策アドバイザー)から、パワーポイントを駆使しながら、長年、海上警備の前線で従事されてきた経験から尖閣周辺海域での海上警備の実態、海上保安庁のあゆみ、また中国の海上警備体制などが詳細に語られた。
引き続いて行われた懇親会は10階の宴会場で開催、議員30名、一般参加者25名が参加、司会を大澤千恵子・副女性部長(摂津市議会議員)が進行、吉田利幸・顧問(大阪府議会議員)から乾杯の発声、竹本直一・衆議院議員が来賓の挨拶を行い、和気藹々と相互の親睦を深め、西村昭三・副幹事長(堺市議会議員)から中締めの挨拶で終了した。
■難波で憲法改正の啓発のための街頭活動を展開
新緑の陽気を思われるほど陽射しがあるのに風も強く、新調した「憲法改正-日本の平和を守ろう」の幟もはためく中、マイク情宣と憲法改正チラシ、5/3の憲法シンポの案内チラシを配布していった。
マイク情宣では何故、憲法改正なのかについて中国による尖閣諸島・沖縄に対する軍事的恫喝の中、国を守れない現状や前文にあるようにわが国の平和を他人任せにしている状態、元首規定や環境権、家族規定、非常事態対処規定を入れることなど、現行憲法の欠陥を主張していく中で、2年後の憲法改正のための国民投票実現に向けて、国民的議論を巻き起こしていきましょう、と訴えていった。通行人の中には、積極的にチラシを受け取る方もおられた。
本会としては、直接、「憲法改正実現に向けた国民的議論を展開していきましょう!」と訴えるのは初めてであったが、いよいよ改正運動の記念すべき第一歩を踏み出した実感をもった。
参加メンバーの奮闘もあり、憲法改正チラシは約600枚、5/3憲法改正チラシは250枚を配ることができた。
■第16回憲法シンポに300名が結集!
~佐藤正久 参議院議員が「これ以上座視できない日本の守り」と題して講演
去る5月3日の憲法記念日の午後、日本会議大阪と関西民間憲法臨調の共催の第16回憲法シンポジウムが大阪府神社庁会館5階で開催され、地元選出国会議員3名(代理)、1名の自治体首長、13名の地方議員、1名の前・国会議員をはじめ日本会議会員、一般府民約300名が参加し、会場一杯に憲法改正に向けた熱気が高まった。
今回のテーマは「今こそ憲法を国民の手に~これ以上座視できない日本の守り~」である。
国歌斉唱に続いて、千家敬麿・日本会議大阪議長、髙野伸生・地方議員懇談会会長から主催者挨拶、来賓紹介に続いて、早速、講師の佐藤正久・参議院議員が約70分間、講演をされた。
さらに東日本大震災復興施策についても、直接、被災された方々からの声に真剣に耳を傾け、一日も早くその施策に取り組んでいくことを強調された。
そして国を守る憲法にするために国民の意識を変えていく国民運動こそが大切であるとされ、激励された。大変力強く、具体的な体験を織り交ぜた講演に参加者各々が国を守っていく決意を迫られた内容であった。講演の反響は大きく、行事終了には瞬く間に先生の3種類のご著書が完売してしまった程であった。
続いてDVD「誰にでもわかる憲法改正の話」シリーズの9条2項の改正、家族規定の明記についての上映も、何故、改正しなければならないのかが図解付きでわかりやすく、これも行事終了後、申込みや問合せが殺到した。
続いて事務局から今後の行事予定と憲法改正に向け、議会への働きかけ、啓発運動などを提起し、運動の具体的取組みを案内し、これも熱心に聞いて頂いた感触を得ることができた。
《府本部関係行事のご案内》
■日本会議大阪北摂支部 平成26年度総会・講演会
・日 時 5月24日(土) 受付 午後2時~、開会 2時半~、講演 3時~4時
・会 場 茨木市市民総合センター・クリエイトセンター302号室
茨木市駅前4-6-16 TEL 072-624-1726 JR茨木駅・阪急茨木市駅から800m
※会場には駐車場がありませんので、茨木市市営地下駐車場か公共交通機関をご利
用下さい。
・記念講演 須田 善明 氏(宮城県女川町長)
「東日本大震災からの復旧復興の道のり、現在と今後」
・問合せ 北摂支部事務局 伊射奈岐神社内 吉田 TEL 06-6380-1370
■日本会議大阪 平成26年度総会「全国に憲法改正運動の輪を広げよう!」
・日 時 6月7日(土)午後2時~4時半
総 会 2時~2時40分
記念講演 2時45分~4時5分(約80分間)
DVD「誰にでもわかる憲法改正の話」シリーズ上映 4時5分~4時半
・会 場 大阪府神社庁会館5階
・講 師 百地 章 氏(日本大学教授・民間憲法臨調事務局長)
・演 題 「2年後の憲法改正実現を求めて」
・DVD「誰にでもわかる憲法改正の話」シリーズ上映
「憲法に『家族保護』を明記し、『家族の絆』を」
・参加費 1,000円(正会員以上は無料です)
・主 催 日本会議大阪
■日本会議大阪女性の会 第13回教育講演会
・日 時 6月28日(土)午後2時~4時(1時半 開場)
・会 場 大阪府神社庁会館5階(先着300名)※男性のご参加もお待ち申し上げております。
・講 師 青山 千春 氏(水産学博士・独立総合研究所自然科学部長)
「夢をあきらめなかった~メタンハイドレートで祖国に希望を」
・参加費 1,000円
・申込方法 お名前、連絡先、参加人数を記入して 06-6243-1682へご送信下さい。
■日本会議大阪中河内支部 平成26年度総会
・日 時 6月29日(日)開会 午後2時~、記念講演 3時~4時
・会 場 リビエールホール柏原市民文化会館 近鉄大阪線「安堂駅」徒歩5分
・講 師 安本 寿久 氏(産経新聞編集委員)
「美しく強い日本を取り戻すために~安倍政権の使命」
・問合せ 中河内支部事務局 枚岡神社内 TEL 072-981-4177
■秋の「国民の選択-憲法大講演会」の講師に青山 繁晴氏(独立総合研究所社長)が決定!
テレビで著名な青山 繁晴氏をお招きし、様々な問題を取り上げ、何故、今、憲法改正なのかを熱く話されます。改憲の世論を広く巻き起こす第1弾の行事です。7月初旬頃に正式にご案内致します。
・日 時 9月20日(土)午後2時~4時半(1時 開場)
・会 場 エル・おおさか エルシアター 大阪市中央区北浜東3-14 TEL 06-6942-0001
・演 題 「日本の誇りと憲法」(仮)
・講 師 青山 繁晴 氏(独立総合研究所社長)
・参加費 前売券1,500円、当日券2,000円(予定)
・主 催 日本会議大阪
・共 催 日本会議・神政連大阪地方議連、関西民間憲法臨調