■大阪市支部、1周年の総会を開催
~記念講演に高橋 忠義氏(前 海将補)
昨日10日(土)の午後、日本会議大阪 大阪市支部 平成26年度総会が大阪府神
社庁会館5階で開催され、地元選出国会議員2名(本人)、府議会議員2名、大阪
市会議員2名、自民党大阪府第1区支部長、他支部役員6名をはじめ大阪市在住の
会員、大阪市支部役員が案内した参加者、約90名が参加した。
平成26年度総会は、支部が設立されて1年が経過、大阪府本部の直轄支部とし
て、行事の運営のお手伝い、役員会や研修会も支部セミナーを開催する中、3月下
旬の本部総会では会員拡大の実績から特別功労賞を表彰されるなど数々の成果を挙
げるとともに、役員間の結束力が強まる中、さらに国民運動を展開していくことを
確認していく場としてメインテーマに「大阪市から憲法改正の実現を!」を掲げ
た。また総会の運営についても役員各自の役割を明確にして、各役員が参加動員の
働きかけをしてきた。
総会では友田・支部事務局長の司会で平尾・副支部長の開会の辞、国歌斉唱、
「日本会議綱領」唱和、寳來支部長挨拶、衞藤運営委員長の府本部代表の挨拶、中
山泰秀・衆議院議員の来賓挨拶、祝電披露に続いて、議事審議に入り、河野・支部
幹事から昨年度の活動報告、決算報告、平成26年度事業計画案、平成26年度予算案
を提案、参加者の了承を頂いた。続いて中右・支部幹事が聖寿万歳の先導、平尾・
副支部長から閉会の辞を行い、無事、終了した。
引き続いて記念講演では、講師の高橋忠義氏(前・海将補、三菱重工業株式会社
防衛・宇宙ドメイン)から「我が国の安全保障と対策 ~尖閣諸島防衛筝の視点
から」と題してお話された。高橋氏は現職の時には海自第5航空群司令(那覇、哨
戒機部隊)も務められ、この時に神政連大阪主催のなにわの塔慰霊祭の行程の一貫
として那覇基地で親しくお話を頂いた。また父上が本会の代表委員と神社総代会副会
長をされていたことあり、その御子息が今、この場でお話をされる縁を実感した。
同氏は沖縄でP3Cの陣頭指揮をとっておられた経験から尖閣諸島の危機の実態
をわかりやすく説明されながら、既に中国の公船については警察権では対処でき
ず、平時の自衛権行使の必要をわかりやすくパワーポイントを駆使しながら語られた。
対策として①他国からの領海侵入に対しては一歩も退いてはいけないこと、話し合
いのテーブルにつかないこと、②外交では対中戦略としてアフリカ外交を積極的に展
開し、わが国が誠実な国であることを強調すること、③米国に対しては当初奪回のた
めの共同訓練など積極的に行い、本気で島を守る気概を示すこと、逆に中国を刺激
することが抑止力につながっていくことなど挙げられ問題点を整理された。
また今早急やらなければならないこととして、グレーゾーンの法整備、領域警備
法の制定であるとされ、それができれば集団的自衛権行使はおのずとなされている
とされた。非常に歯切れがよく、自衛隊を拘束している法律をかえることがよくわ
かる内容で、これからの国民運動の方向性を見出す思いがした。
その後、高橋氏を囲んで役員と懇親の場を持ち、講演について更に深める時間を
持つことが出来た。