■日本会議理事会・総会に参加、印象深かった小川榮太郎氏の提言
29日から30日まで東京・平河町にある海運クラブで行われた日本会議の平成26年
度理事会と総会に出席するために上京した。衞藤運営委員長の随行という形である
が、憲法改正実現に向けた運動方針について本部、各県代表の方々と意見交換する
ことは大変意義があった。
とくに昨日午後に開催された総会では、本部役員、各県代表の他、全国の会員の
方々も参加、約500名の熱気のあるものとなった。
とくに提言の時間では、今、注目されている文藝評論家の小川榮太郎氏の発表に
は多くのことを学んだ。同氏は「『永遠の0』と日本人」などを特攻とは何であっ
たのかについて、鋭い視点から切り込んでいる評論家である。
安倍政権の登場と国民世論が正常になりつつある中、いよいよ本丸に向った働き
かけが必要であると語った。
そのポイントとして世界にもって日本の主張を発信すること、フォーリンアフェ
アーズなどのクオリティーペーパーでは中国や韓国からは盛んに発信しているが、
わが国はほとんどない現状で、翻訳の機関をつくる必要があることを提示された。
さらに中国の属国にならないこと、自主防衛、日本のアイデンティティーを確立
することかせ早急であるとし、それぞれにツボがあり、そのツボを押さえていくこ
とが必要になるとされた。
クリミア半島のロシア編入問題ではこれを解決しないと大国による武力侵入が容
認されることとなり、このことは中国が尖閣を奪う正当性を与えること、中国は日
本の経済力がほしいというよりも、わが国を跪かせる程の憎悪をもっており妥協点
はないことを認識すること、また国民世論についても特定秘密保護法案の反対論の
包囲網で見られたように、僅か一ヵ月で変わってしまう事実から、党内、マスコ
ミ、外国勢力の中の反日的勢力に対して、内部からツボを押さえる戦略を構築して
いかないと国民投票でも負ける可能性があるとされた点は非常に危機感を持った。
そして当面は安倍政権を高支持率で支え、維持していく世論を高めていくことが
大切であるとされたが、正しい世論を伝えていくことの重要性を実感した。
またこの総会で、日本会議大阪と日本会議大阪 大阪市支部が平成25年度の特別
功労賞の表彰地区の一つに選ばれたことも大変嬉しいものがあった。
理事会、総会を終え、地元の課題を克服して大阪から憲法改正の声をあげていく
こことを決意して帰阪した。