■建国行事に380名が参加、産経記者が神話の今日的意義を語る
昨日2月11日(祝・火)午後、日本会議大阪が主催して、「建国記念の日をお祝いする府民の集い」が大阪府神社庁会館5階で開催、地元選出国会議員5名(本人2名)、地方議員18名をはじめ日本会議会員、一般府民約380名が参加した。事前に産経紙で連載された「日本人の源流・神話を訪ねて」の記者が講演することを告知してもらったこともあり、多くの問い合わせがあり、準備していた部屋の仕切りを取っ払わなければ入場することができない程の盛況ぶりで、これまでの「集い」では最高の規模となった。
奉祝式典では千家議長の先導による橿原神宮遥拝、国歌斉唱に続いて千家議長からは「内外の情況が厳しい今日、日本がどのような姿、国柄であるのか確認することは大きな意義がある。日本再生のために政権が安定しているこの時期に憲法改正を実現させたい」と挨拶、左藤章・衆議院議員、三宅博・衆議院議員、髙野伸生・地方議員懇談会会長からの来賓挨拶、「紀元節」の歌を全員で声高らかに斉唱、衞藤運営委員長の先導で聖寿万歳を行い、厳かな中にも、晴れがましい雰囲気に包まれた式典となった。 続いて記念講演では、産経新聞編集委員の安本寿久氏が「記者が語る日本の神話」と題して講演、産経紙の神話連載の狙いや反響、ジャーナリステックに読む神話、古事記の内容について、わかりやすく神様のお話をして頂いた。大国主神の神話には国のリーダーとはどのようなものであるか、スサノオノミコトには不完全な神からヒーローや妻思いの人格者に成長していっていること、天照大神のように段々と高天原を統治していく話やニニギノミコトのように誘惑の弱さから寿命ができてしまう話などは実に興味深く、古事記は現代にも政治的な意味のある文学書であるとされた。
また中国や韓国の対日批判に対しても神話に通じていると、そもそも「日本は日本独自の国」であると自覚することができ、中・韓国は異民族の国家であり、相手にする必要がなくなることを強調された。
そして古事記や日本書紀が書かれた時代の人々の感性は現代と遜色がなく、私達の大きな指針となるとされた。
続いて産経社会部の川西健士郎氏、文化部の佐々木詩氏の若手記者の対談では、連載取材のエピソード、とくに考古学と神話の関係や神宮式年遷宮取材の折に、正宮の扉が開いた瞬間に風が吹いた感動など新鮮な話が聞けた。
取材に基づき、神話が身近になり心が豊かになったような思いであった。
その後、DVD「憲法改正に立ち上がる日本会議」を上映、これからの日本会議の運動方針を紹介する時間を持った。
総じて神話の世界に示された本当の日本の姿を顕現するために憲法改正していくことが無理なく繋がり、参加者一同、感動と決意を共有できた行事となった。
行事終了後、記者メンバーと実行委員で懇親の場を設け、産経と日本会議とがこれからも提携していくことも語られたこともよかった。
●本紙編集委員が「神話」をテーマに講演、古事記に見る“いまの指針”…大阪で 建国記念日の「集い」[産経ニュース 2014.2.11 20:55 抜粋]
「建国記念の日をお祝いする府民の集い」(日本会議大阪主催)が11日、大阪市内で開かれ、本紙で昨年まで連載された「日本人の源流・神話を訪ねて」の連載キャップの安本寿久(としひさ)編集委員が「記者が語る日本の神話」と題して講演した。
安本氏は古事記を取り上げ、「古事記には昔の物語が書いてあるだけでなく、いまの指針が書かれている」と解説した。日本の「水に流す文化」が古事記が描く「禊(みそぎ)による神生み」の背景にあるとした上で、過去のことで日本の批判を繰り返す中国や韓国とは国民性が違うと強調。適度な距離感を持って付き合うことの重要性を指摘した。
集いでは、日本会議大阪の千家敬麿(せんげよしまろ)議長が「日本再生のため、政権が安定している今こそ、憲法改正を実現させたい」とあいさつ。連載を担当した若手記者2人も取材でのエピソードを語った。