日本の息吹 [大阪版] ~一人がひとりを!~ 第171号 平成26年1月号
謹賀新年
謹んで新年を迎えられましたことをお慶び申し上げます。
昨年は府内6番目の大阪市支部の設立、6月の日本会議大阪設立15周年記念講演会、天皇皇后両陛下の大阪行幸啓の際の奉迎活動を盛大に行うことできました。これも会員の皆様のご支援ご協力の賜物と存じます。なお、皇室の伝統を覆しかねない女性宮家創設問題への対応として「皇室の伝統を守る大阪府民の会」の設立については、安倍政権下では当面とり挙げられる可能性が低いこともあり、時間をおくことと致しました。
今年はいよいよ3年後の衆参同日選挙の投票日の憲法改正に向け、「憲法を国民の手に戻す」ための声を国会に届けるべく国民投票を実現する意見書を地方議会で決議する運動と同時に改正の論点の啓発と各小選挙区に改正本部を設置していきます。
以下、目標を箇条書きし、尽力致しますので、今年も変わらずご協力賜りますようお願い致します。
1、憲法改正に向け、国民投票を実施するよう国会に働きかける意見書を地方議会で決議していく。
2、各支部を中心として憲法改正の論点の啓発と各小選挙区で改正本部を設置していく。
3、秋以降に憲法についての大講演会を開催する。(要項未定)
4、会員1500名(昨年末11/30現在 1419名)を必ず達成する。
■女性の会の映画上映会「凛として愛」に280名が参加
これだけの人数になったのは、女性の会のメンバーが、関係団体に徹底して案内チラシを配布するなどお声がけをした賜物であるが、毎日のように神社庁の方にも参加申し込みがFAXで届き、しかも初めての参加希望の方も多く、改めて大東亜戦争に対する関心、英霊に対する関心が高いことを改めて実感した。
この映画は、靖國神社創立130年記念事業の一環として制作されたもので、明治維新以降、大東亜戦争に至るまで、わが国が何故、戦わざるを得なかったのかをわが国の立場から描いたもので、とりわけて後半部分では生き残った兵士、戦友の方々や看護婦、銃後の守りについたご婦人の方々の声が次々と紹介されているが、ここにこそ当時の国民の慟哭が詰まっていて、涙なしには見ることができないものであった。近現代史を通じて、わが国の歩んでいた苦難の歴史をここまで公平に描いている映画はないのではないかと思う。参加者も釘づけで、終始、熱心に見て頂いた。
続いて、元零戦パイロットの笠井智一氏から「平和について考える」と題して約30分間の講演があった。87歳というが、まだ背筋がピーンとしており、声も大きく矍鑠とされていて、歴戦をくぐってきた人というのは、精神が強靭であると思った。同氏は、話題の書「永遠の0」の中にも「笠井中尉」として出てくるが、予科練時代から零戦パイロットとしての思い出を語られ、とにかく戦死した者の思いを継ぐために真実を語っていくことが自分に課せられた役割であることの言葉には凄味があり、重いものだと思った。この方は、片時も戦友のことを忘れておらず、戦いは昨日にあったことのように思っているのだと思った。
女性の会は家族の絆を大切にすることを啓発していくことが大きな運動テーマであるが、英霊顕彰の視点から父祖を大切にしていくことも家族のつながりに直結しており、その意味で今回の講演会開催の試みは大きな意義があったように思う。
■マスコミで報じない本当の沖縄の姿~北摂支部講演会 我那覇真子さんが講演
講師の我那覇真子さん(英語塾講師・『新聞やんばるプレス』代表・編集長)が、「誰も知らない沖縄の真実」と題して、地元マスコミでは報道されることのない沖縄県民の本音をレポートしてくれた。我那覇さんは24歳でありにもかかわらず、メリハリがきき、はっきりとした話し方で自分の考えを述べ、若い世代から沖縄を守っていくことが日本を守っていくことになるという強い信念を感じた。
まず基地の過重負担についてはマスコミにより、在日米軍基地に対する在沖基地の占有率が専用施設だけでカウントして沖縄が基地で犠牲になっているという数字的詐術があって県民が洗脳されていること、日常的には米軍と県民とは接する機会があまりないので、県民にとっては基地の存在をあまり意識していないことが紹介された。
また、かつて沖縄の政治家は保守であっても基地に反対して国政に進出していった例があり、それ以後、基地存続はいえなくなり、新聞左派を抑制する勢力がなくなったこと、基地反対派は普天間飛行場の危険性の解決としては移転を言わず、子供達を平和運動の人質にとっているなどを指摘、基地反対勢力が中国や北朝鮮と連携した「東アジアコミンテルン」といって過言でないとした。
さらに歴史観についても、明治政府の琉球処分は、それまで沖縄の人々を虐げてきた琉球王国から土地を解放することによって、農民を守った政策であり、沖縄戦について県民は6月23日の牛島中将の自決以後も8月15日まで戦い続け、日本を守ろうとされたことなど、沖縄と本土は一体の歴史があったことを強調した。
最後に名護市長選については、単なる市長選ではなく、沖縄と日本の安全保障にとって大事な選挙であり、本当に普天間基地の辺野古への移転を実現できる方への支援も訴えた。
日本人としての精神を決して崩壊していない沖縄を守っていくことが、日本に守っていくことになると確信し、これからも訴え続けていきたいと結んだ。
その後の質疑応答でも積極的な意見が出、沖縄の現状がよくわかり、引き続いて常に問題意識を持っていく大切さを痛感した。
《府本部関係行事のご案内》
■国旗掲揚の推進をアピールする御堂筋パレード
1月27日は、「国旗制定記念日」です。私達は。国民の祝祭日にどの家庭でも国旗が掲揚されることを願い、御堂筋をパレードし、府民に訴えます。
・日 時 平成26年1月27日(月)午後2時半集合~4時頃(小雨決行)
午後2時より神社庁会館5階にて「天皇皇后両陛下奉迎活動」の上映を行います。
・集合場所 坐摩神社境内 大阪市中央区久太郎町4丁目渡辺6号 TEL 06-6245-5741
・日 程 2時45分 主催者挨拶・諸注意
3時 パレード開始 御堂筋本町~心斎橋~難波~元町2丁目(解 散)
4時 流れ解散
・主 催 日本会議大阪
・協 力 大阪府神道青年会
■建国記念の日をお祝いする府民の集い
わが国の建国精神の原点に立ち戻る日に、この年こそ憲法改正実現に向けた具体的な陣形をつくっていくことを決意していきたいと思います。記紀編纂1300年記念、伊勢神宮の式年遷宮に当たって、産経新聞社は「日本人の源流 神話を訪ねて」と題して連載しはていますが、今回は、その取材記者の皆さんからお話を頂くという、新しい試みです。
・日 時 平成26年2月11日(祝・火)午後2時~4時半
・会 場 大阪府神社庁会館5階
・記念講演(2時40分~4時半)
演 題 「日本人の源流 神話を訪ねて」
講 師 ①安本 寿久 氏(産経新聞社 編集委員)
【略歴】昭和33年生まれ。昭和56年、産経新聞社入社。大阪本社の社会部次長、サンケイ
エクスプレス編集長、編集局次長兼総合編集部長などを経て産経新聞編集長を歴任。
ラジオ大阪「ニューストゥナイトいいおとな」アンカーマンとして活躍。
②「日本人の源流」連載担当の取材記者のメンバー 複数名
・参加費 1,000円((正会員以上は無料、この機会にあなたも正会員へ)
・主 催 日本会議大阪 TEL 06-6245-5741(担当 丸山)
■神道政治連盟大阪府本部主催 第4沖縄なにわの塔慰霊祭
・日 時 平成26年2月18日(火)~19日(水)
・場 所 沖縄県糸満市摩文仁 平和祈念公園内 なにわの塔、他
・参加費 50,000円
・日 程
[1日目] 波上宮(正式参拝)・沖縄なにわの塔慰霊祭(平和祈念公園内)・沖縄県護國神社(自
由参拝)
[2日目]嘉数高台公園・琉球村・首里城
※上記日程は変更となる場合があります。
・主 催 神道政治連盟大阪府本部 TEL 06-6245-5741 FAX 06-6243-1682
・共 催 日本会議大阪
■大阪市支部 第1回セミナー
・日 時 平成26年3月2日(日)午後2時~4時半
・会 場 大阪府神社庁会館5階
・講 演
演 題「今、沖縄で起こっていること」(仮)
講 師 三荻 祥 氏(日本青年協議会「祖国と青年」誌編集部)
・参加費 1,000円((正会員以上は無料)
・主 催 日本会議大阪 大阪市支部 TEL 06-6245-5741(担当 丸山)
■泉州支部講演会
・日 時 平成26年3月22日(土)午後2時~4時半
・会 場 大阪府神社庁会館5階
・講 演
演 題 「知られざる安全保障の真実」(仮)
講 師 井上 和彦 氏(軍事ジャーナリスト)
・参加費 未定
・主 催 日本会議大阪泉州支部 TEL 072-297-0726(多治速比売神社)
■日本会議大阪・神政連大阪地方議員懇談会 平成26年度合同総会
・日 時 平成26年4月12日(土)午後1時半~5時頃(予定)
・会 場 エル・おおさか 大会議室
・内 容
総 会 1時半~2時15分
記念講演 2時20分~3時20分 ※講師交渉中
懇親会 3時半~5時頃
・参加費 5,000円(議員以外の参加者は講演会までで2,000円)