■女性の会の映画上映会「凛として愛」に280名が参加
昨日11月16日(土)午後、大阪府神社庁会館5階において、日本会議大阪女性の会が主催して、映画「凛として愛~なぜ日本を戦わなければいけなかったのか」上映会が開催され、約280名の参加者で会場一杯に埋まった。しかも、このような話題でありながら3分の2が女性であることも驚かされた。
これだけの人数になったのは、女性の会のメンバーが、関係団体に徹底して案内チラシを配布するなどお声がけをした賜物であるが、毎日のように神社庁の方にも参加申し込みがFAXで届き、しかも結構、初めての参加希望の方も多く、改めて大東亜戦争に対する関心、英霊に対する関心が高いことを改めて実感した。
この映画は、靖國神社創立130年記念事業の一環として制作されたもので、明治維新以降、大東亜戦争に至るまで、わが国が何故、戦わざるを得なかったのかをわが国の立場から描いたもので、とりわけて後半部分では生き残った兵士、戦友の方々や看護婦、銃後の守りについたご婦人の方々の声が次々と紹介されているが、ここにこそ当時の国民の慟哭が詰まっていて、涙なしには見れないものであった。近現代史を通じて、わが国の歩んでいた苦難の歴史をここまで公平に描いている映画はないのではないかと思う。
参加者も釘づけで、終始、熱心に拝観して頂いた。
続いて、元零戦パイロットの笠井智一氏から「平和について考える」と題して約30分間の講演があった。87歳というが、まだ背筋がピーンとしており、声も大きく矍鑠とされていて、歴戦をくぐってきた人というのは、精神が強靭であると思った。同氏は、話題の書「永遠の0」の中にも笠井中尉として出てくるが、予科練時代から零戦パイロットとしての思い出を語られ、とにかく戦死した者の思いを継ぐために真実を語っていくことが自分に課せられた役割であることの言葉には凄味があり、重いものだと思った。この方は、片時も戦友のことを忘れておらず、戦いは昨日にあったことのように思っているのだと思った。
当日は、復興支援の手作りグッズの販売も行われた。
女性の会は家族の絆を大切にすることを啓発していくことが大きな運動テーマであるが、英霊顕彰の視点から父祖を大切にしていくことも家族のつながりに直結しており、その意味で今回の講演会開催の試みは大きな意義があったように思う。