■第4回靖國神社参拝ツアーに22名が参加
~靖國神社参拝と秋の日光巡り~
去る10月29日から30日にわたり日本会議大阪では第4回靖國神社参拝ツアーを行い、神社界を含めて22名が参加した。このツアーも今回で4回目となるが、7月から案内を行なって一定の人気を持っており、本会の年間行事として定着した感がある。
第1日目の29日は午前10時前の新幹線であったが、品川に到着した時点で小雨がばらつき、バスで靖國神社に着いた時にはもう少し強くなったが、逆にご神域が浄められ、ご神殿も目も清かに映った。
丁度、参集殿には岐阜県の遺族会の方々が多く待っておられ、待合の時間に山口権宮司から参拝に対する感謝の言葉、参拝する若いメンバーが確実に増え繰り返し参拝していること、形を変えた靖國訴訟がこれから東京で起こるなど、靖國神社を巡る様々なお話を伺うことができた。昇殿参拝では御鏡に対面すると不思議と心が落ち着き、英霊の御霊が御鏡を通じて私達を見守っていることを感じ、安心感を覚えるとともに、今、生かされて者としての責務の重さも実感できた。参加者の中には今回初めて靖國神社に参拝するご夫婦もおられ、感激一入であったという。
続いて遊就館では約1時間、山本部長の説明を受けながら拝観をすることができ、有意義であった。特別展では大東亜戦争70年展Ⅱ(昭和17年ミッドウェー作戦から18年まで)を開催しており、非常に充実していた。
その後、明日に備えてバスで一路、2時間半かけてJR宇都宮駅に無事到着したが、雨の方も小雨となった。ホテルでは一休みの後、夕食交流会となったが、参加者各自から自己紹介の時間もとり、知り合いのない方でも気軽に話ができる打ち解けた雰囲気となり、楽しい親睦もできたことはよかった。
翌日30日、昨日とは打って変わって秋晴れで、絶好の旅行日和。早朝にホテルを出発して、日光へ。車で坂道を登って行く観光客が本当に多い。ここまで来ると男体山を目指す山道は大分、黄色を基調とした紅葉が色づきはじめており、秋が確実に来ているのだと思った。華厳の滝は、エレベーターでいきなり100メートルを下降して出てトンネルを抜けると、豊かな水流が空から真っ逆様に落ちてくる滝を見上げることができた。下のベランダのような場所には細かい水しぶきが漂っていて、淡い虹が浮かんでいた。霧のせいか、少し肌寒い。まさに絶景の一語に尽きる。
その後、いろは坂を下って、輪王寺・東照宮・二荒山神社と参拝したが、ここの紅葉はもみじの赤色の紅葉をたたえていて綺麗であった。
東照宮は400年の風雪を経ながら、創建当時のきらびやかな輝きを放ちながらも重々しい落着きをたたえていた。ここが北の鬼門として徳川家康が鎮まっておられる地であると思うと、徳川幕府の安泰を後世まで残そうとした気概を感じるから不思議である。とにかく修学旅行の子供達をはじめ全国から参拝客で一杯で、一回りするだけでも、結構疲れる。
東照宮から出て西に進むとすぐに日光二荒山神社があり、ここでは落ち着いて参拝できた。男体山を御神体とし、歴史的にも関東の守り神として信仰を集めている由緒ある神社である。
一足早い、秋の気配を身体中受け、身も心も気のせいか軽くなった思いがした。
その後、西参道を下り、昼食をとり、一路、東京へと戻り、夕方には東京を出発、夜7時過ぎに帰阪したのであった。
気の急く中で、こうして靖國神社参拝ツアーと称して会員の方々と旅行に出て、歴史に触れることの意義は深く、また組織としてもよい思い出を残すことができると痛感しながら帰ってきた次第であった。