■平成25年特攻勇士慰霊祭に参列
昨27日午前、大阪護國神社拝殿横の特攻慰霊碑前で慰霊祭があり、約50名の参加者があり、小生も日本会議大阪を代表して参列させて頂いた。この慰霊祭は、平成21年10月、近畿偕行会をはじめとした特攻勇士顕彰会が中心となった護國神社に建立された特攻勇士慰霊碑の前で原則として最初の特攻を敢行した昭和19年10月20日の近辺に当たる10月第4日曜日に挙行しているもので、今回は27日なった。
昨年は小雨そぼ降る中であったが、今回は秋晴れの爽やかな絶好の日和となった。
とくに今回は大阪出身の特攻兵士に加え、終戦直前の磨刀石の戦いに従事した石頭予備士官学校生15柱が祀られていることもあり、陸の特攻として記憶に留めるべき磨刀石の戦いについても思い巡らすことができて、印象深い慰霊祭となった。
磨刀石の戦いとは満州とソ連の国境における磨刀石において、石頭の候補生たちは手作りの木箱詰め急造爆雷を抱きしめて、ドイツ軍を完膚なきまでに叩いたソ連のT34型戦車の底腹やキャタピラを目指して体当たりをしていった、肉弾戦である。敵に与えた損害は、戦車63輌、兵数百人、600余命という余りにも大きな犠牲と引き替えに48時間以上、敵の侵攻を食い止めたのであるが、戦後はソ連軍の捕虜、シベリア抑留となる悲劇が待っているのであった。ほとんど、その事実を知らない中で、その御柱が祀られたことは、とくに小生達の世代がその歴史を継承していく責務を与えられたことを意味する。
主催をする顕彰会の方々も年々、齢を重ねられる中、特攻兵士を継承していくことが、戦いの精神を繋いでいくことであることを改めて思った慰霊祭となった。