■神様のいのちよみがえりの時に自らのいのちもよみがえらせることを決意した伊勢参り
~第27回「日本の誇り」歴史体験セミナーに参加して~
去る12日から14日にかけて、小生が所属している日本協議会が主催して第27回「日本の誇り」歴史体験セミナーが鳥羽商工会議所で行われ、参加した。社会人、学生が連休を利用して全国から200名参加したが活況を呈していた。3日間、それまでの暑さと打って変わって、伊勢の地もさわやかな秋晴れの中、絶好の参拝日和となった。
セミナーは、タイトルが「悠久への祈り-御遷宮と日本人」の通り、伊勢神宮の内宮、外宮のご正殿が遷御の儀が終わり、なお別宮が遷御の儀が続いている中で行われたが、2日目の13日は新宮を参拝できて、その感激は帰阪後もまだ続いている。
宿泊場所の鳥羽・岬の宿からバスで神宮へ移動、8時から内宮での御垣内参拝。もうこの時間でも多くの人々が参拝していて驚いた。天照大御神様は古い宮の西隣に御敷地にお遷りになられたのだが、朝日さした御垣内は光り輝き、内玉垣南御門から僅かに見える鰹木の端を覆う神具の金色からは神々しいばかりに光が輝いて、この世とは思われない美しさがあった。そして、檜の香りが心を落ち着かせ、まさに神様がご正殿にいらっしゃることを実感した。自然と心が洗われ、浄められていっているように感じた。
その後、荒祭宮、風日祈宮(当日の夜に遷御の儀があった)と参拝したが、普段であれば参拝する人々が少ない別宮であるが、ここも列が並ぶ程であった。
続いて、午後に外宮に移動し、御垣内参拝。板垣南御門の口元から参拝する人々が並んでいる。内宮同様に御敷地に入ると、垂直に切られた千木が目に入った。ご正殿全体の金色の輝きが放たれていて、やはり豊受大御神様がお遷りになられていることを体感した。参加者全員の気持ちが一つにまとまった参拝も心に残った。
続いて風宮、多賀宮(前日に遷御の儀がとり行われた)を参拝した。せんぐう館見学では遷宮の歴史から今回の遷宮に向けて、いかに多くの人々が関わっているのかを俯瞰できて学ぶことが多かった。
天照大御神様をはじめとする神々様のいのちがよみがえる時に、神々様によって生かされている人々のいのちもよみがえっていくことを繰り返してきた歴史を、この62回目も私達が日本の歴史を繰り返していく歴史をつくっていくことを決意する時期なのだと心定めのできた伊勢参りとなった。
日本人のいのちをよみがえり、それこそは今、眼前にある憲法改正を実現することに他ならないことを確信した。