日本の息吹 [大阪版] ~一人がひとりを!~ 第166号 平成25年8月号
■提灯奉迎に2700名が参加、両陛下から提灯のご答礼を賜る
~提灯奉迎行事後、天皇陛下より賜ったお言葉を紹介致します~
6月24日から25日にかけて、天皇皇后両陛下には京都に続いて大阪へ行幸啓遊ばされるのに合わせて、「天皇陛下奉迎大阪実行委員会」を結成し、お泊り所のリーガロイヤルホテル大阪向かい側の遊歩道での提灯奉迎と沿道奉迎を展開した。両日とも奉迎活動が大いに盛り上がり、無事に終了致しましたのも、関係役員、会員の皆様の一方ならぬご協力の賜物と存じます。衷心より感謝申し上げます。
とくに24日夜の提灯奉迎は、平成21年11月に行って以来、4年ぶりとなった。心配されていた梅雨時の小雨も朝方にはあがり、天候にも恵まれ、西梅田公園に集まった約2700名の参加者は、提灯と日の丸の小旗を手にして、予定通り、出発セレモニー後、7時15分に公園を出発、奉迎場所に到着するまでの間も、「万歳」の唱和が途切れることなく続き、奉迎の機運は高まった。
そして8時30分の御答礼のお時間となり、両陛下のお応えのお部屋の明かりが2回点滅、一対の明かりが横に大きく振られはじめると、奉迎参加者もそれに合わせて、「天皇陛下、ありがとうございます。」「皇后陛下、ありがとうございます。」「天皇皇后両陛下、ありがとうございます。」の唱和となった。
その後、両陛下の灯りは大きく上下に振られると、奉迎参加者も提灯を上下に振って、「天皇陛下、万歳」「皇后陛下、万歳」「天皇皇后両陛下、万歳」の唱和を繰り返した。
そして再び、提灯の明かりが横、上下に揺れるのに合わせて、奉迎参加者も提灯の動きを合わせて、繰り返し唱和し、両陛下と国民の絆が固いことを実感した。その後、お部屋の明かりが点灯して、ご答礼が終わった。奉迎参加者は国歌斉唱を唱和後、なかなか立ち去り難く、しばらくは遊歩道に留まっている人も多かった。
行事終了後、天皇陛下のお言葉が宮内庁を通じて事務局に伝えられましたので、関係役員、会員の皆様と感動を分かち合いたいと思います。
『 大変よく見えました。
皆さんと心を一つにでき、うれしく思っています。いつも迎えてくれてありがとう。
気を付けて帰って下さい。 』
約1ヵ月間の準備の苦労が吹き飛ぶとともに、これから一層、頑張っていこうと心に誓った。
また沿道奉迎では、市立環境学習センターが約2000名、新日本テックが約1000名、阪大前が約1000名、大阪空港が約1000名にのぼる奉迎参加者があり、いかに両陛下をお迎えしたいのかを改めて認識した。
■北河内支部総会に30名が参加
北河内支部は役員の結束力が強いことや、これまで枚方市の殿山第2小学校で土曜学校を開催し、役員が昔ながらの遊びや日本の歌を子供達に教える場所を設け、現在は故・馬杉名誉支部長の志を継いだ馬杉文庫で土曜学校を開催するなど、地道に地域に根づく人間関係を大切にする活動を展開してきている。
総会議事は滞りなく了承されたが、とくに西川支部長より9月に講演会を開催することや支部設立10周年記念事業として記念誌を発刊していくことが発表され、組織拡大に向けて広報活動を充実していくことが確認されていった。
総会開催に向けて、役員会を必要に応じて開いており、いろいろな議論がなされていることがわかった。
第2部の懇親会では他支部の役員の参加もあって大変盛り上がった。
■女性の会教育講演会に280名が参加
~講師に俳人の黛まどか先生が、俳句を通じて、日本人の美点を語る~
去る6月29日(土)午後、大阪府神社庁会館5階において日本会議大阪女性の会が主催して第12回教育講演会が行われ、地方議員2名の他、会員、一般府民約280名の参加者があり、会場一杯の盛況となった。それも女性の会が8割近くを占めており、女性の会主催の意義があった。
準備については案内チラシが3月には完成し、各行事で配布、各団体へ参加の呼びかけを行ったり、女性の会独自で協賛金のお願いをしたり、講演会の企画についても女性の会の理事会を何度も開催するなどして、講演会を成功させるという目標を明確にして地道に推進してきたことが、参加者数に現れた。
講演会では最初に村上知永子・女性の会会長より、これまでは伝統に則った親や子供の教育、家庭のあり方を中心に取り上げてきたが、今回は万葉集や源氏物語など、日本人の詩歌の中に日本の高い精神性を継承してきた言霊や文化の重要性について学んでいきたいと挨拶があった。続いて辻淳子・日本会議大阪地方議員懇談会女性部長から来賓の挨拶があった。
次に講師である俳人の黛まどか先生から「引き算の美学―もの言わぬ国の文化力」と題して、約80分のお話があった。先生は俳句という文化の中に余白を察し、言葉の周辺にあるもの、実態の背後にあるもの、見えないものを感受するとともに、自己と自然とを一体化し、自然や他の命を尊ぶこと、「有季定型」の中に型を重んじることによって、外国にある自由詩以上に自由になることを、フランスに滞在した時の体験、また東日本大震災で被災された人々が紡いだ俳句などを挙げながら説明された。そしてこのような俳句精神や理念は、世界が抱えている紛争や環境問題などの解決の糸口になり得るとされた。
言葉で言いおおせない、すぐに白黒をつけずに曖昧の時間をつくりながら、何かに委ねようとする心の動きに安寧の精神も生まれてくるなど、日本人の研ぎ澄まされた感性が把持されてきたと指摘された。
質疑応答では、結論を出さずに曖昧にしておくという美点が、近隣諸国の圧力に対しては対応できないのではないかという質問に対しても、文化は文化として外国に対して説明していく努力が必要であるとして、強い姿勢で臨むべきであるとされ、文化力とは現実の立場に立ってきちんと主張していく大切さも再認識した。
続いて濱野矢代依・運営委員長からの閉会の挨拶が続き、普段なかなか味わえない文化、言葉の香りを実感した。
《府本部関係行事のご案内》
◎靖國神社参拝ツアーの案内チラシを同封しましたので、ご参照下さい。
■平成25年親子・護國神社清掃奉仕
・日 時 8月4日(日)午前8時~正午(午前7時50分までに集合して下さい)
・会 場 大阪護國神社境内 大阪市住之江区南加賀屋1-1-77
TEL 06-6681-2372 地下鉄 四ツ橋線「住之江公園」駅下車①、番出口から徒歩すぐ
・内 容 参拝、ラジオ体操(8時15分~8時45分)、境内の清掃(9時~11時)
懇談会(11時~正午)
・持ち物 軍手(汗をかきますので、着替えが必要な方は用意して下さい。)
・参加無料 (おむすび・お菓子・ジュースなど差し入れがあります。)
※ご参加ご希望の方は、8月2日(金)までに事務局へご連絡下さい。
※雨天の場合は中止致します(当日の連絡先は携帯 090-2598-6497 丸山までご一報下さい)
■平成25年度 戦没者追悼祈念講演会~語り合う感謝の心~
・日 時 8月15日(木)午後2時~4時半(開場 1時半)
※正午から大阪護國神社にて英霊感謝祭を斎行しますので、ご参列の方は11時50分まで
にご集合下さい。
・場 所 住之江会館・ホール TEL 06-6681-3401
大阪市住之江区南加賀屋1-1-95大阪護國神社境内 奥の建物
地下鉄・四ツ橋線「住之江公園」駅下車①番出口から徒歩すぐ
※お車のご利用はなるべくご遠慮下さい。
・記念講演(2時40分~4時10分)
演題『 今、若者はあの戦争をどう語り継ぐのか~英霊のご遺骨を祖国へお迎えして』
講師 佐波 優子 氏(ジャーナリスト・フリーアナウンサー)
※入場無料
◎小学生から高校生の参加者には、図書カード(1000円分)を贈呈します。是非、お誘い下さい。
※清掃奉仕及び戦没者追悼祈念講演会については
主 催 英霊にこたえる会大阪府本部・日本会議大阪
■後期の運動方針を提案する日本会議本部全国縦断キャラバン行事
全国縦断キャラバン隊の来阪に合わせても参院選後の憲法改正、領土領海と皇室を守る府民集会を開催致します。次号で詳細をご案内致します。
・日 時 8月30日(金)午後2時~4時(開場 1時半)
・会 場 大阪府神社庁会館5F TEL 06-6245-5741
・資料代 1,000円(正会員は無料です。)
・全国尖閣署名活動のご案内 5時~6時 難波高島屋前で予定