■日本維新の会、憲法改正を党綱領に盛る
去る3月30日に日本維新の会の党大会が大阪で開催されたが、綱領に明確に憲
法改正を掲げ、良き伝統を「保守」していくこと、「強い日本」、価値観外交を
展開することを文言に持ったことの歴史的意義はやはり大きい。
はっきりとした国家観を把持する決意をしたことは自民党と同じ方向を向いて
いることを国民に十分に知悉させ、参院選後の憲法改正の動きには少なくとも自
民党と維新が国会をリードしていくことになるだろう。
統治機構については分権を主張している点は、少しく理解できないところもあ
るが、今は国をどのように持っていきたいのかの姿勢が最も大事な点であり、国
を守っていくていう点では維新は名実にともに地方政党ではなく、国の将来を担
える政党になったことを実感したニュースであった。
参考までに維新の会の綱領骨子は以下の通り。
・占領憲法を大幅に改正して国家を蘇生
・良き伝統を保守しながらも多様な価値観を認めあう開かれた社会を構築
・創意工夫と自由な競争で経済と社会を活性化し、賢くて強い日本を構築
・法の支配、自由主義、民主主義の価値を共有する国と連帯し世界平和に貢献
・決定でき責任を負う民主主義と統治機構を構築するため体制維新を実行