■自治体首長の出席が求められる北方領土返還祈念大会
昨日2月7日(木)は「北方領土の日」。大阪では、庁内にある府民会議が主催して、大阪市の中央公会堂で「北方領土の日祈念大阪府民大会」が開催されたが、大ホールは2階まで満杯となった。小生も神政連大阪府本部として参加した。参加者は、行政関係者、連合、念法眞教を中心である。
毎年、場内は参加動員をしており、満杯なのであるが、もう一つ、湧き上がるような熱気が伝わってこないが、今回はわが国領土が中韓による間接、直接侵犯、侵入による脅威だけでなく、ロシアによって戦後一貫して領土が奪われている、動かしようの事実に対して、より危機感を強め、解決の方途はどうするべきなのか、考える意味では意義のある大会であったように思う。即ち、開催の意義は明確であった。
大会内容も教職員がビザなし視察で島民達との交流している報告や領土をめぐる中学生の弁論の模様や、元島民が当時の生活ぶりを紹介したり、大学のブラスバンドの演奏など盛りだくさんのプログラムとなっており、それなりに共鳴する点が多い。
しかし参加者が返還運動に直接、関わっていないために、もう一つ盛り上がりがないように思われる。やはりこの大会には府知事と大阪市長は最低限、出席しなければならず、多くの自治体首長が出席しなければならないはずだ。
東京でも安倍首相が参加して挨拶をしている。自治体主導での大会である場合、イベントだけで終わらせてしまって、穏便に済ませてしまう傾向があるが、府民を巻き込んだ大会を数多く開催したり、北方領土視察ツアーを組んでもよいのではなかろうか。
この日、ロシアは日本の動きを牽制するかのように、戦闘機スホーイが2機、領空侵犯したが、わが国世論の動きを注視している。