■着々と復興・再生に向けた動きを進める安倍政権
安倍第2次政権が発足してから、まだ日にちが経っていないが、「三本の矢」に象徴されるように、デフレ脱却、財政、金融政策の視点から経済の成長戦略に柱を置き、安全運転をして、今年の参院選勝利まではとにかく経済再生に重点を置いているように見えるが、矢次早の復興・再生に向けた動きは、端緒についたばかりだ。
しかし、そり以外についても決して、忘れることなく、家族の再生を目指して高橋史朗氏を男女共同参画会議のメンバーに起用することを固めたことの意味は大きい。
また、いじめ対策、教育委員会制度のあり方について審議する「教育再生実行会議」メンバーに作家の曽野綾子氏、加戸守行氏(前愛媛県知事)、八木秀次氏(高崎経済大学教授)なと、私達にとってもなじみのある先生方が内定していることも大いに期待が持てる。
●男女共同参画会議に教育学者の高橋史朗氏 伝統的家族観へ是正も
[産経ニュース 2013.1.11 01:45より抜粋]
安倍晋三首相は10日、政府の男女共同参画会議(議長・菅義偉官房長官)のメンバーに、教育学者の高橋史朗明星大教授を起用する方針を固めた。高橋氏の起用は、「男女共同参画」に名を借りた行き過ぎた性教育を容認するようなジェンダーフリー(男女の性差否定)や夫婦別姓制度をめぐり、民主党政権下で相次いだ伝統的家族観を崩す方向への動きを是正する狙いがありそうだ。
高橋氏は「新しい歴史教科書をつくる会」の副会長や埼玉県教育委員長などを歴任。現在は「親学推進協会」理事長も務める。埼玉県教委時代に日教組などから強い批判を受けたこともあるが、急進的なジェンダーフリー推進論者に真っ向から異を唱えてきた。
同会議は、閣僚と地方自治体の首長や大学教授など有識者で構成し、有識者議員の任期は2年。経済評論家の勝間和代氏らが名を連ねてきたが、今月5日で任期が切れていた。今回の高橋氏の起用は、教育再生に力を入れ、夫婦別姓導入などに懐疑的な首相のカラーを前面に打ち出した人選といえる。
男女共同参画をめぐり、民主党政権では平成22年10月の参院内閣委員会で、仙谷由人官房長官(当時)が「民主党は夫婦別姓をマニフェスト(政権公約)に掲げ、党の方針にしてきた」と強調。同会議も、同年7月の第3次男女共同参画基本計画の策定に向けた答申で、選択的夫婦別姓制度の導入を強く後押しする内容を盛り込んでいた。