■安倍内閣が発足
昨26日の夜、第2次安倍内閣が発足した。歴史的にも戦後、首相の返り咲きは
吉田茂元首相以来とのことであるから、この難局を乗り越えるのは安倍氏しかい
ない証左でもある。
経済再生に向け、麻生氏と甘利氏を配し、復興には根本氏の他、文部行政に下
村氏、他の重要閣僚には創生日本のメンバーを配するなど、安倍氏の理念が浸透
する布陣となっている。
詳細は明日以降の情報でわかってくると思うが、稲田氏が行革担当相に就任し
たことも大変、嬉しいことであった。靖國訴訟では本当にいろいろと学ばされる
点が多かったが、その先生が今や大臣であるとはと驚くとともに大いに期待して
もよさそうだ。
安倍氏は、「危機突破内閣」と名付けたが、総選挙での自民党の勝利は、決し
て国民が全てを自民党に期待しているのではなく、民主党の驚くほどの失政と第
3極には全面的に信頼することができなかった消極的選択であったことを十分に
自覚して、行動するしかないのではないか。
菅官房長官が「これで失敗したら自民党がなくなると思う」と言ったが、その
危機感こそ新政権は把持すべきだろう。