■石原氏、遂に新党結成表明
昨25日の午後、石原都知事が知事辞任と新党結成を表明した。「最後のご奉 公」として、明治以来、この国が中央官僚に支配され、常に一貫性と継続性と称 して問題を先送りしてきた結果、柔軟に対応できなくなった体制を脱却しなけれ ばならないこと、各省庁の問題を批判した。ゆとり教育を推進してきた文科省、 東京都との認証保育園、厚労省の認可保育園と分け、補助金が認可保育園に出て いることへの批判、尖閣諸島に漁民のために船だまりをつくろうとしない批判、 普天間飛行場を何故、我が国が使用しようとしないのかと批判し、新党を結成す ると表明したわけである。 また憲法改正についても言及、講和条約締結後に占領基本法である憲法を放棄 すべきであったとし、憲法改正に強い意向を示した。 今後、「たちあがれ日本」の解党的合流、維新との連携など、政界が混沌とし て予断が許さないが、石原新党結成の表明は非常にインパクトが強く、国民に とってもグッと政治を面白いものとする期待感じを感じさせるものであった。