誇りある国づくりへ 国を愛する新しい国民運動ネットワーク

日本の息吹[大阪版]第157号 平成24年11月号

■嵐と雨にめげず、日本会議近畿ブロック・第1回大阪大会に800名が結集!

三好会長のご挨拶

三好会長のご挨拶

中西先生のご講演

中西先生のご講演

去る9月30日、日本会議近畿ブロック・第1回大阪大会が、日本会議大阪主管の下、エル大阪・エルシアターで開催された。当日は台風が本州に上陸する恐れがあり、警報も出る中、昼前から雨が降り出し、行事が終わるまで激しい雨に見舞われたが、それでも近畿一円から800名の参加者があり、会場はほぼ埋め尽くされ、場内は熱気に満ち溢れた。ブロック大会は近畿としては初めてであった。

 

第1部の記念式典では、開会の辞を寺井 種伯・日本会議大阪副議長、国歌斉唱に続き、日本会議綱領唱和を木村 光伸・日本会議・滋賀理事長が、続いて主管代表挨拶を千家 敬麿・日本会議大阪議長、続いて約50名の来賓・議員を紹介した。
来賓挨拶では、三好 達・日本会議会長より、領土領海などを巡り、我が国の国力の低下を指摘、国力をつけるためには国民が国家意識をもつことであるとされ、日本会議が憲法改正であることを明言された。

続いて髙野 伸生・日本会議大阪地方議員懇談会会長、長尾 敬・衆議院議員、辻 淳子・大阪市議会議長、竹本 聡・JC近畿地区大阪ブロック協議会会長が来賓挨拶をされた。

夫々の立場から、領土領海を守ること、教育を見直していくことなど、奇しくも軸を一にした言葉に決意が漲った内容で、心響く内容が多かった。

続いて祝電披露、そして活動報告と今後の方針を衞藤 恭・日本会議大阪運営委員長が発表、参加者の拍手によって、この大会の総意とした。

 

熱心に聞き入る参加者

熱心に聞き入る参加者

そして聖寿万歳を加藤 隆久・日本会議兵庫県本部会長が先導、閉会の辞を田中 安比呂・日本会議・京都会長が行なった。それぞれの発表が実に簡明にして明快で心を打った。
そして休憩後、第2部の記念講演では「今、求められる日本人」と題して中西 輝政・京都大学名誉教授より、主に中国の脅威に対して、歴史的に取り上げ、明確な国家戦略に基づいていること、また「自分はこの国から逃げることはできず、ここで骨を鎮める」と言われ、領土領海問題から同胞意識、国家意識も国民の力を一人一人が取り戻していくことが、国を守る国民の力となると檄を飛ばされ、力の入った内容となった。奇しくも記念式典での挨拶内容を詳細な歴史的背景が裏付けるものとなった。

続いて来賓、議員、各府県本部役員を対象とした約40名の人々が第3部の懇親会に参加し、本日の大会を振り返りつつ、今後の運動について大いに語り合うひとときとなった。

総じて、維新胎動をこの近畿から巻き起こしていく決意をしていく雰囲気となり、参加者一同、高揚した気持ちとなった大会となった。なお、大会の様子は10月1日の産経大阪市内版に掲載された。

 

■英霊顕彰をしつつ、国の守りを目の当りにして、心新たにした靖國参拝ツアー

靖國神社神門前で

靖國神社神門前で

去る10月4日から5日、本会主催の第3回靖國神社参拝ツアーが開催され、事務局含め総勢20名が参加した。好天候に恵まれ、計画通り行程が進んだ。常連メンバーの他、今回、初参加の方も数名おられた。

最初の神田明神は自由参拝。下町の風情がただよう境内であった。
続いて靖國神社では遊就館をじっくりと拝観した後、正式参拝をした。昇殿はさわやかな秋空に向かって真っすぐに鎮座し、お祓いを受けた時には涼しげな風も吹き、今回も御霊が私達を迎えて下さっていることを実感した。御鏡の前に額づき、領土領海、女性宮家創設など国難を打開することを志す我々をよき方向に導いて下さることを祈らせて頂いたが、心が安らかになる落ち着いた気持ちとなった。

その後、湯島天神を自由参拝。ここも大阪にはない下町の風情が強く感じられるところであった。

その後、横浜市のホテルで宿泊。食事をしながら会員間の親睦を深めることができた。

第2日目の5日は、朝から鶴岡八幡宮で正式参拝。直接、一番高い所に位置する上宮での参拝となったが、御祭神の応神天皇、比売神、神功皇后と直接、向き合っている趣があった。続いて神職さんに宝物殿や樹齢千年の大銀杏の説明をして頂いた。ほとんど根っこがない太い切り株と隣に一株の若々しい「ひこばえ」が育っている姿を見るにつけ、その昔、歴史の現場に自分も立っているのだという実感と、無言ではあるが歴史の生き証人の銀杏がまた生命を継いでいく力強さを感じることができた。

続いて記念艦「三笠」を見学。三笠艦上で東郷連合艦隊司令長官が指揮した場所に立つと、皇国の興廃がまさに今ここにかかっている緊張感が身に迫ってきた。

 

護衛艦「いせ」の前で

護衛艦「いせ」の前で

そして、ツアーの第2の目的である海上自衛隊横須賀基地へ赴く。基地内は護衛艦、補給艦、多目的支援艦や潜水艦など、これだけの艦船が入ってくるのを間近に見るのは初めてで、実に壮観であった。聞くところでは今月14日には海上自衛隊観艦式があり、その準備に当たるとともに、当日もいろいろな行事が重なっていたようであったが、広報課では多忙なスケジュールの中で我々の対応して下さったとのことであった。

食堂で海軍カレーを取り、厚生センターで横須賀地方隊の活動の紹介についてブリーフィングを受けた後に、小さい船で港内をクルージングしてもらい、艦船の近くまで行けたことは、まさにここの艦船が国土防衛の前線に立って、活躍していることを実感した。

また隣は米軍基地となっており、近くまで行くことが出来、日本の艦船より一回り大きい船が留まっているのを目にすることができた。

普段は目にしないが、こうして、海の守りを黙々と行っている隊員の姿と艦船の威容を目の当りにすることによって、我々は守られていることを痛感するとともに、しっかりと支えていくことが国民としての使命であると強く思った。この時期に英霊顕彰と国の守りを体感することができたことは貴重な体験となった。

 

 

■日韓が和解できない理由を比較によって説かれた呉 善花先生

呉 善花先生のご講演

呉 善花先生のご講演

去る9月23日の午後、第6回日本会議大阪中河内支部講演会が柏原市民会館リビエールホール地下1階で開催、約150名の参加者があった。
講師は拓殖大学教授の呉善花先生で演題は「日韓はなぜ和解し得ないのか」であったが、大統領の竹島上陸や天皇陛下への謝罪発言などを受けたテーマということもあり、参加者の関心も高かった。

同氏は日韓両国の文化や生活形態、とくに具体的に実例に基づきながら韓国の人々が相手が喜ぶと思うことは、日本人の立場から考えるとけげん思われたり、違和感を持たれることを紹介されながら、領土領海についても基本的には感情的な問題になってしまい、韓国人は妥協することがないことを指摘された。

もともと韓国の人々にとってみれば、日本には文化を伝えたことによって、自分達の方が上であると考えていること、また島の一つ二つとっても、日本は島が多いからいいではないかと考えているとのことであった。

また日本人であることが世界のブランドになっており、日本人はホスピタリティーをもっているだけなく、自然に宿っている神々と通じている美しい心に基づいた「もてなしの精神」を持っており、世界をリードする価値を持っていることに自信を持つべきであることも指摘された。

その意味では竹島問題は、こちらが持っている常識では解決できず、相手の特質を見据えた上での戦略を持つ必要性を強調されたことは大いに勉強になった。

また講演会では会員拡大の呼びかけを行われ、組織拡大の意義も踏まえられ、よかったと思う。

 

 

《今後の本会・関係団体行事のご案内》

■日本会議大阪女性の会 第11回教育講演会

 

今、日本を愛する原動力は、子供達の自信と困難に立ち向かう勇気から生まれてきます。そして、それを示すのは大人の役割です。勿論、男性の皆さんもご参加できます。

・日 時 10月27日(土)午後2時~4時(開場1時半)

・会 場 高津ガーデン(大阪府教育会館)8F

大阪市天王寺区東高津町7-11 TEL 06-6768-3911

・演 題 「日本に誇りを持てる教育を!~あなたは子供が見えていますか?」

講師 浅川 正人 氏(日本航空高等学校石川 副校長)

【略 歴】昭和33年 京都市生まれ。財団法人新教育者連盟理事、学校法人日本航空学

園理事も務める。著書「熱血先生奮闘記」(日本教文社)など。現役の高校教師として

生徒指導の現場を長年経験し、生命の教育の実践による体験を多くもつ。手に負えない

子供たちを持つ親たちに問題解決の糸口を示し、日本の国に誇りを持ち、正しい国家観と歴史伝統を承継する若者を育てている。

・参加費 1,000円(今回は会員の特典はありません)

・主 催 日本会議大阪女性の会 TEL 06-6241-1517(濱野)TEL 06-6245-5741(丸山)

・後 援 大阪府・市教育委員会

 

■拉致被害者救出 大阪府民集会 IN八尾

 

・日 時 11月25日(日)午後1時半 開演(開場 1時)

・会 場 八尾プリズムホール

八尾市光町2-40 近鉄大阪線「八尾駅」すぐ

・講 師 青山 繁晴 氏(独立総合研究所代表取締役社長)

・ゲスト 横田 滋・早紀江ご夫妻、有本 明弘・嘉代子ご夫妻

・前売券(9月1日より販売)1,000円、当日券 1,200円(前売券売り切れの場合、当日券は

ありません)

「電子チケットぴあ受付」 TEL 0570-02-9999 Pコード 621-905

・主 催 大阪ブルーリボンの会 TEL 06-6121-2306 FAX 06-6121-2307

・後 援 大阪府・大阪市・八尾市

 

■皇室の伝統を守る大阪府民の会設立総会

 ~世界に誇る皇室の伝統を国民の英知で守り伝えよう~

 

※会員の方には後日、ご案内致します。

・日 時 12月23日(祝・日)午後2時~4時半

・会 場 大阪府神社庁会館5階

大阪市中央区久太郎町4丁目渡辺6号 大阪府神社庁内 TEL 06-6245-5741

・内 容 設立総会・活動方針発表・記念講演(講師は交渉中)

・参加費 1,000円(今回は会員の特典がありません。)

・主 催 「皇室の伝統を守る大阪府民の会」設立準備会(事務局 日本会議大阪)

TEL 06-6245-5741(大阪府神社庁内 担当 丸山)

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