■郷里で久しぶりの墓参り
昨日13日、郷里の長野で墓参りすることができた。考えてみれば学生時代からこの方、お盆に墓参りをしたことがなく、父親の見舞いのために8月1日から長期休暇を取らせて頂いたからできたことである。いつもは大阪では戦没者追悼祈念講演会を開催、運営することもあり、英霊の御霊への深い感謝の誠を捧げることはできるが、自分の先祖の方々に感謝することができないという、充足感がなかったわけであるが、今回は父親の容態の悪化に伴って、このような機会を頂くことができたのである。
小生の家の墓は、実家から車で約10分位かかるお寺の裏山を切り開いたところの墓苑に位置しているが、そこからは地元の昭和地区一体が見渡せる所にある。ここからご先祖様が地元を守り、家族を見守っているかと思うと、自分の拠って立つ原点を静かに見直すことができるとともに、決してご先祖様の方々に裏切るような生き方はできないなあと思った。
夕方、多くの盆帰りで帰ってきた人々や家族が墓参りをしている。そして小生夫婦もお墓の周りの草取りをし、墓石を洗い、きれいになったところに新鮮なお花を挿し、線香をあげ、手を合わせた。そうするうちに、両親の姿や、親せきの人々、そして自分の幼い頃のことを懐かしく思い出し、自分が今、元気に生活を送れるのは多くの人々に守られた結果であることをつくづくと感じるこひとができた。
家族のことを心配しながらの帰省で、こころが動揺することもあるが、逆に今の時間を過ごすことによって、心を洗濯して頂いて、励まして頂いているような気持が強くなって来ている。いい時間を与えて頂いていることを実感している。