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■野田首相、尖閣慰霊祭で上陸許可検討

2012.07.26

首相が25日の参院社会保障・税特別委員会での山谷えり子議員の質問に答えた
ものである。この回答はしっかりと押さえておかねばならない。「平穏かつ安定
的な維持管理のため」という文言により、これまで日本人の上陸を許可してこな
かったわけであるが、これが許可されれば、当然、石垣市長の上陸も許可される
ことになるし、東京都の上陸申請も許可しなければなるまい。

 官房長官の記者会見内容とは異なるようにも思えるが、政府の結論を出す時間
は限られているのだ。

●野田首相、尖閣慰霊祭で上陸許可検討 超党派有志議員が計画
[産経ニュース 2012.7.25 14:41 [尖閣諸島問題]より抜粋]

 野田佳彦首相は25日の参院社会保障・税特別委員会で、太平洋戦争末期に尖
閣諸島(沖縄県石垣市)に漂着した疎開船の遭難事件をめぐり、超党派の「日本
の領土を守るため行動する議員連盟」の有志議員が8月中旬に同諸島の魚釣島で
慰霊祭を計画していることについて「慰霊を望んでいる遺族の気持ちは重く受け
止めなければいけない」と述べ、上陸許可を検討する考えを示した。自民党の山
谷えり子氏への答弁。

 首相は「事実関係を確認の上、尖閣諸島の平穏かつ安定的な維持管理のためと
いう政府の賃借目的を踏まえて、内閣としての対応を判断したい」と語った。

 また、米ニュージャージー州の公立図書館に慰安婦の碑が設置された問題に対
しては「政府としても重大な関心を持ってフォローしている。在外公館を通じて
地元のしかるべき関係者にわが国の一貫した立場を説明しつつ申し入れをしてい
る」と述べた。

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