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■政府が国有化をしようとする本気度が問われている

2012.07.20

  東京都が尖閣諸島購入のために8月末に上陸調査するために7月末に政府に対
して申請するとのことであるが、政府がこれまで日本人の上陸を禁止したきた姿
勢からどのような対応をするか、注目されるところだ。

 一方、政府は国有化する方針を固め、都のこれまでの島嶼で経過を加味して尖
閣諸島の活用計画を立案しているとのことであったが、これはこれで詳細に検討
してもらうこととして、やはり国として尖閣諸島周辺をどのように中国公船から
守ろうとしているのか、その法整備をすることを一刻も早くやることが必要なの
ではないか。

 「我が国固有の領土」と言葉だけで他国にいうだけでなく、他国から侵略され
た場合にどのように排除し、守ろうとするのか、国会に法案が提出されているに
もかかわらず、ほとんど審議されていない現状こそ問題がある。今度はあわてて
国有化方針を出したわけであるが、中国がいよいよ批判の矛先を本気になって政
府に向けてきた場合、それに対応する策を持っているのかといえば、これは心細
いものがある。

 都知事が国を批判しているのは、政府が国有化をしようとする本気度なのでは
ないか。

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